クラウドファンディングの比較・成功法則まとめ

クラウドファンディング・キャンペーンを始める前に自問すべき5つのこと

2015年12月5日

はじめに

 

2

 

クラウドファンディング・キャンペーンで、30日間で10万ドル(約1200万円)集めるのに失敗した時、私はいくつかの辛い質問を自分にせざるを得ませんでした。

事前に確認しておいた方がよい5つの質問を、皆さんに共有したいと思います。

 

 

1.あなたにはキャンペーンに集中できる時間がありますか?

 

3

 

多くのプラットフォームの登場で、文字どおりキャンペーンは誰にでも始められるようになりました。

 

難しいのは始めることでなく、運営することです。

 

私は素敵なビデオを用意したり、キャンペーンツールをデザインしたり、魅力的なキャンペーンを作るために時間を費やしました。

 

しかし、キャンペーンを始めてからの30日間に、それに集中するための時間を取っておかなかったのです。

 

その代わり、毎週様々な会議やアクセレーター・プログラム(起業家育成支援プログラム)に出かけては、情報発信に集中できずにいました。

 

特に最初の2週間は、1日に最低2〜3時間は取って外部への情報伝達に専念することをお勧めします。

 

 

2.自分のネットワークのどの程度まで、すでに支援を依頼していますか?

 

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ほとんどのクラウドファンディング・キャンペーンはその募金の20〜50%を自分の友人や家族から受け取ります。

 

彼らは資金源となる最初の人々で、他の人にもキャンペーンを広げてくれる可能性の高い人々です。

 

私は最初のインディゴーゴー・キャンペーンで自分のソーシャル事業Kuli Kuliを世に出したのですが、私の持つネットワークのほとんどの人にとって、それは私からの初めての支援依頼でした。

 

さらにそこには、私が本業の仕事を辞め、夢の実現のためフルタイムで取り組むという、熱意が伝わりやすい状況での依頼でした。

 

 

しかし、2度目のキャンペーンでは、最初の時の半分以下しかレスポンスを得られませんでした。

 

理想的なのは、キャンペーン初日に名前を連ねる大口の募金者を含む新しいネットワークを持つことです。

 

 

3.支援金の見積もり計算はしましたか?

 

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キックスターター、インディゴーゴーによると、どちらのサイトもキャンペーンページの現金転化率は3〜5%であり、最も多い一口の平均募金額は25ドル(約3000円)とのことです。

 

仮に3%で計算すると、Kuli Kuli で10万ドルを集めるためには、13万人以上の人々にキャンペーンページを訪れてもらう必要がありました。

 

にもかかわらず、私たちは約1500人しか動員できず、そのうち募金に至ったのは約400人でした。なんとか大口の募金をいくつか得ることができ、そのため平均募金額は174ドル(約21,000円)まで跳ね上がりましたが、目標にははるかに数が不足していました。

 

事前に、私たちがその計算をしていれば、きっともっと妥当な目標金額を設定していたでしょう。

 

 

4.あなたのリターンは妥当ですか?

 

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クラウドファンディング・キャンペーンはますます「商品の事前販売」、そして「キャンペーン主催者への資金供給」の場になってきています。

 

私のキャンペーンも2回ともこれを前提にしていました。

 

2回目のキャンペーンでは、モリンガ・エナジー・ショット(ワサビノキ属の植物を使った栄養ドリンク)製造のための資金集めと、ハイチでより多くのモリンガの木を植えるという非営利活動のための資金集めを組み合わせて、目標額を設定しました。

 

そうすることでリターンにプレミアを盛り込んだつもりだったのです。しかし私はキャンペーンを訪れた、見知らぬ人々が困惑しているのに気づきました。

 

彼らは優れた新商品のお得感と、支援金への税金控除の両方とも欲しかったのです。私たちのリターンでは、そのどちらも供給できませんでした。

 

 

5.インフルエンサーや記者に頼りすぎていませんか?

 

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私がした最後の失敗は、インフルエンサーや記者がキャンペーンを広げてくれるだろうと期待しすぎたことです。

 

私たちは一握りのインフルエンサーにツイートしてもらい、そのツイートは全てリツイートされ何度もお気に入りになりました。しかし残念ながらそのツイッター経由で、キャンペーンを訪れた人はほんのわずかでした。

 

おそらく人々は昔ほどインフルエンサーのお勧めに影響されなくなっているのでしょう。

 

また私たちは、「ハイチの森林再生というストーリー」と「ユニークなスーパー食品の組み合わせ」は、記者が食い付くものだと思っていました。しかしすべてのプレスリリースの結果、私たちが得たキャンペーンについての良い記事はたった一つでした。

 

 

まとめ

 

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数々の失敗にもかかわらず、私たちは一つだけ正しい選択をしました。それはインディゴーゴーをプラットフォームに選んだことです。

 

目標額に達しなければ一銭も受け取れないキックスターターに対し、インディゴーゴーは集まった募金は受け取れる上に、キャンペーンを最大30日延長することができます。

プラットフォームにはそれぞれに賛否両論があるので事前に見比べることをお勧めします。

 

クラウドファンディングは新しいビジネスやプロジェクトを始めるには素晴らしい方法ですが、キャンペーンはそのページを立ち上げるほど簡単ではありません。

 

入念なプランニングと、これらの問いを自問することによって、きっとあなたはクラウドファンディング・キャンペーンに成功できるでしょう。

 

 

原文はこちら。

5 Things to Ask Yourself Before You Start a Crowdfunding Campaign

 

※文中の金額は、2015年11月14日のレートで概算しています。

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