【海外】ベンチャーキャピタルとクラウドファンディングは、相互に有益な存在となり得るのか

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この記事の内容

 

 

1. 「クラウドファンディング」と「ベンチャー・キャピタル」は対立し、共存できない資金調達法だ、という考え方には疑問がある。

クラウドファンディングのサイトKichstarterで1300万ドル以上の資金を調達し大成功した多機能クーラーボックス、Coolest Coolerなど、次々と新事業が生まれているが、どんな事業でもこの新しい資金調達法が最適というわけではない。

 

2 従来のベンチャー・キャピタルによる資金調達の方が有利だと思えるものもある。
たった五分のビデオでは事業内容を十分に説明できない、最先端の炭素繊維技術を使った製品開発などがその例だ。

また、Tesla社の新しい電気自動車の開 発や次世代のコレステロール薬などは、クラウドファンディングで調達可能な金額をはるかに超える資金が必要となるため、ベンチャー・キャピタルの方がより 適切な選択肢と考えられる。

 

3 クラウドファンディングとベンチャー・キャピタルの密接な関係はすでにはじまっている。

ベンチャー・キャピタルが支援している多くの新興企業が、事業を始めるにあたって、まずはKickstarterで資金を集めるところから始めることを選んでいる。これは新興企業と出資者双方にとって新しく象徴的な関係である。

 

4  例えばOne BowlはクラウドファンディングサイトKickstarterから始めたことで、潤沢な資金と、短期間で作り上げられた事業基盤を手に入れた。

クラウドファンディングで資金調達に成功した新興企業は、投資家たちのお墨付きとコネクションを手に入れている。

話をKickstarterにもどせば、 One Bowl(ボウルと濾し器が一体化した台所用品)は、たかがプラスティックの注入式塑像法による大量生産品の鋳型と押し型を作って生産するのに6万ドルもの資金調達に成功した。

One Bowlのその後を調べたところ、案の定、クラウドファンディングの成功によって、創業者は、資金提供やビジネスパートナー、販売網や流通についてまで多 くの提携申し出を受けていた。

これらのコネクションは通常であれば艱難辛苦の果てに何年もかかって築かれるものだが、One Bowlはわずか数カ月でやり遂げた。

 

5 より刺激的で費用対効果の高い新しい事業を探すにはクラウドファンディングは欠かせない。

あなたの会社の運営がうまくいっているとしても、クラウドファンディングを無視するならば、より刺激的で費用対効果の高い新しい事業を探し出すのは難しい だろう。最新で最高のモノを作り出す助けになるならば、喜んで自分の金を出そう、と強く思って待ち構えている人々がいる場所が他のどこにあるだろうか?  それこそが、ベンチャー・キャピタルが資金援助する企業、たとえばMisfit Wearable社や化粧品メーカーのJulep社のような企業が、まずはクラウドファンディングの場から事業を立ち上げる理由だ。

 

6 ベンチャー・キャピタルとクラウドファンディングの進化した関係性が、今後の素晴らしい事業展開へと繋がっていくことだろう。

現在の混沌とした両者の関係はある種の不安を生んでいる。ベンチャー・キャピタルの存在がクラウドファンディングの創造的独自性という魅力を薄めてしまう のではないか、という懸念だ。しかし、経済的基盤の透明性確保とベンチャー・キャピタルの積極的かつ好意的なクラウドファンディングへの参加は、きっと双方に良い結果をもたらすに違いないと確信している。

 

クラウドファンディングとベンチャー・キャピタルが連携して、どんどんと刺激的で有益な事業を展開していっていただきたい。

 

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