分断されたイスラエルとパレスチナ~日本でこそ、できること~

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はじめに ~私たちについて~

はじめまして、私たちは今年で第16回目の開催を迎える日本・イスラエル・パレスチナ学生会議(JIPSC)と申します!

本会議は、紛争地イスラエルやパレスチナの人々に民間レベルでの対話の機会を創出・提供することを目的に設立されました。

その手段として、15年以上、ユダヤ系イスラエル人学生、アラブ系イスラエル人学生やヨルダン川西岸地区のパレスチナ人学生を日本に招待してきました。

毎年8月に開催される本会議では、

広島と東京で2週間半、寝食を共にしながら、

紛争に対する考えや自身の体験を語り合い、若い世代の意見交換の場を設けています。

 

過去には、NHK、読売新聞、朝日新聞、Japan Times、中国新聞などにも活動を取り上げていただいたこともあります。

 

本会議では、日本人学生の参加者も募集しました。

そして、ディスカッションするだけでなく、昨年は広島で被爆者の方からお話をお伺いしたり、

東京では公開シンポジウムの開催を通して、

より多くの日本人が「平和」と「暴力」について真摯に向き合えるように企画しています。

パレスチナの青年から届く声、そしてイスラエルの学生から届く声。

「イスラエルのすべてが『悪』ではないと理解していたつもりだった――だが分からなくなってしまった。

イスラエル人と話させてくれ。頭がおかしくなりそうだ。彼らと話し合うことが、私には必要だ。」

3年前の9月に、パレスチナの青年からこのような声が当団体に届きました。

ヨルダン川西岸地区で拡大する入植地と神殿の丘をめぐるナショナリズムの高揚、パレスチナ人の高まる抗議活動とそれに対するイスラエル兵や警察による鎮圧……イスラエルとパレスチナでは、現在も抵抗と報復の連鎖が止まることはありません。

そんな中、政治的な理由から民間レベルでの交流は断たれており、両地域の市民の相互理解の水準は低い状態にあります。

また、イスラエル人・パレスチナ人の若者世代は、断絶された後の社会しか経験していないこともあり、

現地の学生たちの常識や思想には大きな隔たりがあるのです。

また、2018年5月14日には、イスラエルによる米国大使館移転の記念式典が行われる一方で、

ガザではそれに対する抗議デモが起こり、50人以上が亡くなり、2700人以上が負傷しました。

 

そのことは日本でも報じられ、

イスラエル・パレスチナ問題のダイナミズムと根深さというものを皆さんも感じているかもしれません。

 

国際的に集中的な非難を浴びることになったイスラエルの学生からも、

パレスチナ人の同年代の若者と話したいという声が数多く寄せられています。

 

今年の参加者からは、日本人はもっとこの問題について知るべきだという意見も届いています。

 

しかし、日本人にとって、イスラエル・パレスチナ問題は遠く離れた場所での紛争であり、

「イスラエルやパレスチナは何か複雑で危険な場所である」といった印象が非常に多いように感じます。

 

そして、同問題の背景にある、異なる社会的グループやマイノリティに対する暴力は、

日本にも数多く存在し、しばしば看過されている問題なのではないかと私たちは考えています。

クラウドファンディングに挑戦することで、より多くの方々に関心を持ってもらえるのではないか。

そこで、クラウドファンディングに挑戦することで、

より多くの方々にイスラエル・パレスチナ問題に関心を持ってもらえるのではないか

という思いもあり、今回の挑戦に踏み切りました。

 

私たちは、

より多くの学生を招き、より質の高い対話の環境を設けたい」、

「より多くの方に関心を持っていただき、平和について考えていただきたい

という思いを運営一同で話し合ってきました。

本会議では、日本人の一般参加者も募集しており、

イスラエル・パレスチナ出身の学生の生の声に触れてもらえる機会もつくります。

 

過去に参加した日本人の感想

「教科書やメディアの人物像とは異なる、生身の人間として出会い、彼らを知り、彼らの『日常』を知ることができたことで、自分の友達が関わっている、より身近な問題として考えられるようになった」

「無関心でいることは容易く、無批判でいることも楽だが、一旦交友関係を築くと、相手の向き合う困難から目を背けることは容易ではないのではないか」

 

会議では、教育やメディア、入植地や難民、分離壁や水問題など、センシティブなテーマも扱ってきました。

ディスカッションでは意見が衝突することもありますが、

その他の共同生活では、出身地に関係なく、共に買い物へ出かけたり、映画を鑑賞したりもしています。

 

この会議に参加したことで、イスラエル人参加者はパレスチナ人の友人が、パレスチナ人参加者はイスラエル人の友人がはじめてできたという人もいます。

皆様からのご支援の使い道

今年は、イスラエルやパレスチナ出身であっても現在は国外に住んでいる学生も招待します。

そうすることで、以前とは違った視点からの新たな意見も聞くことができると考えています。

また、8月19日にJICA東京地球ひろばで行う予定のシンポジウムも、昨年度より規模の大きいものが開催できるよう準備をしています。

 

しかし、これまでは企業協賛金や寄付金をいただいておりましたが、

昨年に比べてイスラエル・パレスチナ人学生の応募が大幅に増加した分、

その渡航費の捻出が難しい状況にあります。

皆様からのご支援は、その費用に充てさせていただきます。

 

前向きに見える彼・彼女らがの言葉には、70年も続く問題の根深さを改めて痛感させられました。

2018年はイスラエル建国から70年目を迎える節目です。

同時に、このことはパレスチナ側には「ナクバ(大災厄)」として認識されています。

70年という世代が変わるほどの長い間、両地域では憎しみの連鎖が続いているのです。

 

この問題を解決することに関して、去年の参加者は「希望が見えない」と口にしていました。

参加者たちは、すでに問題解決に向けて自ら行動し、

本会議にも何らかの期待を持って応募してくれています。

そのように前向きに見える彼・彼女らがの言葉には、70年も続く問題の根深さを改めて痛感させられました

 

 

しかし、それは私たちが問題を見逃す理由にはなりません。

現在も、家族や友人、愛する人を失ったことへの苦しみや、故郷に帰ることのできない辛さ、

いつ命が狙われるかわからない恐怖、

そして自分1人では何もできないというもどかしさに追い詰められている人々が大勢います。

 

可能性にあふれた若者たちに、自由な立場から交流できる場を提供したいと私たちは考えています。

今もなお衝突が続き、イスラエルとパレスチナは、壁やフェンスによって隔てられ、お互いの対話さえも困難な状況が日常となっています。

その状況を変えようとしている可能性にあふれた若者たちに、

自由な立場から交流できる場を提供したいと私たちは考えています。

国際社会が動けないのなら、市民の力で一歩ずつでも、この苦悩を終わらせるための行動を起こしたいと考えています。

 

一人ひとりができることは、本当に微力なものかもしれません。

しかし、一人ひとりの、本気で今の状況を変えたいという気持ちは、

重なり合い、やがて何かを動かす力となります。

私たちができることは限られているのだとしても、決して無力ではありません

 

どうか皆様、ご支援のご協力をよろしくお願いいたします。

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